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楽しいランニング

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理想のランニングパフォーマンスのために己を知って走力向上!

自分の“ 走り” を知らないのは、誰より自分である。それを知ってこそ、理想のランニングパフォーマンスを手に入れられるというもの。「ランニングラボ」は、自身のランニング能力を客観的に知るための研究室。走力向上を目指すのなら、一度と言わず訪れたい。

 

東京マラソンの興奮もさめやらぬ2 月下旬。東京・銀座にあるアシックスの「ランニングラボ」を訪ねたユリア嬢。モデル体型を維持するために日頃からトレーニングに励んでいるが、どちらかというと走るのは苦手。そこで、自分のランニングフォームを客観的に捉え、より楽しく、より速く走れるヒントを知りたいと、足を運んだのだった。


自分のランニング能力を客観的に解析

「ランニングラボ」は、「ランニング能力」を高めるためにランナーの特徴や能力を客観的に測定する、言わば研究室。

まずはランニングラボスタッフの久保怜子さんによる簡単なカウンセリング。1 ヶ月に走る距離や回数などを聞かれる。

続いて足型を測定。これはシューズフィッティングと同様のもので、足の長さや周囲、かかと幅、足高、アーチ高、かかとの傾斜角度、第一趾側角度などの数値を取る。続いて足や股間の関節の柔軟性や筋肉の柔らかさ、下腿や踵の角度などをひとつひとつ測定する。


下肢のサイズを詳細に測定し、柔軟性を調べる。


測定する6項目

足型
下肢アライメント
体組成
筋力
ランニングフォーム
全身持久力

 

人間の足や手は左右で差があるもの。ユリア嬢も右に比べ左の足周りが細いとの結果。また、踵の角度が外反方向に大きく足に不安定な力がかかりやすいということが判明した。

続いて体組成をチェック。体重1kg あたりの基礎代謝量は23.1kcal。体脂肪が非常に燃えやすい体質で、体脂肪率も申し分ない結果に笑みがこぼれる。

筋力は膝を伸ばす力と曲げる力を測定。思い切り力を込めるように、久保さんの声が飛ぶ。顔を真っ赤にしながら歯を食いしばるユリア嬢。それでも右脚は標準以上だが左脚は標準以下との結果。その差は大きく、膝を伸ばす力では16.4kgm( 絶対値筋肉)、膝を曲げる力では31.1kgm の左右差があることが判明。左脚の筋肉を鍛えることが課題のひとつに浮かび上がった。


各部位の詳細なデータがレポートに。

美しい走りには、筋肉のパワーはもちろん、両足のバランスも欠かせない。

 


軽快なフォームに潜む微妙なブレが明らかに

いよいよランニングマシンで実際に走り、フォームを確認する。同時に全身持久力を測定するためにマスクを装着するが、これは運動中の呼吸代謝をデータ化するためのもの。

まずは時速7.0km で2 分間走行し、時速7.5km にペースアップする。その後は1 分ごとに時速を0.5km ずつ上げていく。

最初は軽快に走っていたユリア嬢も、マスクが思いの外苦しいようで、すぐに額から汗が噴き出してきた。こうして10 分ほど走ってギブアップ。久保さんはもう少し走らせたかった様子だが、それでもまずまずのデータが取れた模様。

ロッカールームで着替えを終えてから、測定結果を久保さんがレクチャーしてくれた。

まずランニングフォームだが、ピッチが少なく身長当たりのストライドが広い、ストライド型の傾向がある。身体の軸が安定して着地時の動揺がなく、脚がスムーズに前へ振り出されている一方、膝の屈伸で走る傾向が見られ、上下動が大きいとの指摘。

これらの画像が測定結果のレポートにプリントされているので、見て納得。例えば、真上からの写真では、頭が明らかに左右に振れているのが分かる。また、左右の足の蹴り出しは、右足が左足より高い位置まで跳ね上がっていた。


ランニングマシンの前後、横、上に配置されたカメラでフォームを撮影。

 


ランニング能力で重要な全身持久力

「ランニングラボ」では、呼吸代謝測定を用いて持久力を測定しているが、その指標となるのが「AT」(Anaerobic Threshoid/無酸素性作業閾値)である。これは、有酸素運動から無酸素運動へシフトしていく閾値を表し、AT を超える運動強度=ランニング速度になると無酸素運動の色合いが強くなり、疲労が蓄積され運動が継続できなくなる。一方、AT 以下の運動では疲労物質の乳酸が過剰に蓄積されないため、エネルギーがあり補充される限り、いつまでも運動を続けられるという訳だ。

この測定結果によると、ユリア嬢のAT ペースは時速9.5Kmとなり、AT ペースでフルマラソンを最後まで走りきった場合、タイムは4 時間26 分程度となった。

 


トレーニング指針4 項目

①ランニングトレーニング
②筋力トレーニング
③柔軟性の向上
④フォームの改善

 

最後に久保さんからユリア嬢に手渡されたのが、レポート一式と「ランニングの科学」という小冊子一冊。そしてランニングフォームが入ったDVD の3 点セット。そこには測定したデータを元にしたトレーニングメニューが、4つの項目に分かれて載っている。より優れたパフォーマンスを求める。ランナーにとって、最高のマニュアル一式だ。それを手にしたユリア嬢は「東京マラソンにエントリーしてもいいかな♥」と、早くも上達したような微笑み。1 年後の彼女の“ 走り” が楽しみだ。


測定結果と小冊子、DVD を久保怜子さんに手渡されて、決意も新たな!? ユリア嬢。

 


アシックス ランニングラボ

□東京都中央区銀座8 丁目2-7 NTT 銀座ビル アシックスストア東京内
□不定休
☎ 03-3572-8303
□¥21,000 円(ランニング能力測定)
※測定は20 歳以上に限る
※予約は測定日の1ヶ月前から前々日の18 時まで

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